
前回は、カナダのタックスリターン申請をし税金が戻ってきたお話をしました。
そのすぐ後、カナダの税務署であるCRA(Canada Revenue Agency)からタックスリターンでもらった額以上のGST・HSTCの払い戻し請求が来ました。
今回はどうしてそのような事が起こったのかの原因と何をすべきだったか、支払い方法について記載していきます。
GST・HSTCとは
GST・HSTCとはGoods and services tax/harmonised sales tax creditの略です。
私たちは生活の中で税金を納めていますが、前年度の収入が少ない人へは政府から年に4回税金の還付があります。前年度の収入により貰える額が決まりますが、ある一定額の収入を超えた人は貰えません。但し、確定申告をしておかないと還付されるべき人も貰えないので確定申告は必須です。
独身時代にGST・HSTCを定期的にもらっていた方でも、結婚した後夫婦の収入が一定額を超えると貰えなくなる場合があります。
貰える額については(GST/HST) credit: guideline tableで確認できます。
例として、結婚している方で子なしの場合は、2人の収入が$50,000を超えない方が還付対象になっています(2019年度の収入がベースの場合)。
GST・HSTC払戻しになった原因
結婚後にすべきだったCRAへの婚姻状況変更の連絡を最近までしていなかった事が原因です。
もう少し詳しく説明すると、独身時代は個人の収入でそれほど収入が多くなかったのでGST・HSTCが貰えていました。結婚後世帯の収入として2人の収入が合わさりGST・HSTCをもらえる条件から外れていたにも関わらず、知らずに独身時と同じようにそのお金を結婚後も受け取っていたので、その点に問題がありました。
因みに旦那も同じタイミングで報告したので、同じ請求が来ました。二人で約$1,100。。。
すべきだったこと
この請求が来る前にすべきだった事は、CRAへ婚姻状況変更の連絡を結婚後早急にしておく事です。
早めに連絡することにより、GST・HSTCの受け取りを早めにストップできるので、払戻しの必要がなくなるからです。
一旦もらった後の返金は結構ガッカリしました。。。
私は税金についてあまり深く考えていなかった為、GST・HSTCが結婚後に貰えなくなるなど考えてもいませんでした。
婚姻状況変更の連絡は下記いずれかの方法でできます。
- オンライン(CRAのマイアカウントから)
- 電話
- 専用フォームに記入し、指定先住所に送る
支払い方法
税金の返金はMy PaymentもしくはPayment options for individuals and businessesページから出来ます。
下記のよう、お支払いの手段はたくさんありますのでご自身に合った支払い方法をお選び下さい。
但し、手数料がかかるものもあるのでお支払い前にご確認下さい。
- オンラインバンキング
- Pre-authorized debit
- Interac
- Visa Debit
- Debit Mastercard
- クレジットカード
- Paypal
- enterac e-transfer
- Various third-party service providers
- Financial institution
- Canada Post outlet
- Pay without a Canadian bank account
- 小切手
私のおすすめは、手数料がかからないInterac、VISA Debit 、Debit Mastercard です。
お支払い時に、SINナンバー、支払い金額等の情報が必要になりますので事前にご準備下さい。
まとめ
最後になりましたが、この記事で一番何が言いたかったかというと、
結婚した後、すぐにCRAへ婚姻関係変更の連絡をしましょう!ということです。
それをしておけば、そもそも税金の払い戻しをしなくて済むと思います。
今回はただの私の失敗談でしたが、私と同じような経験をする方が一人でも減ることを願います。
以上です。最後までご覧いただきありがとうございました。
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