2021 【永住権】カナダ ファミリークラス 申請方法

申請手続き

ファミリークラスでカナダの永住権申請をエージェントを使わず、自分で申請しました。現在はカナダで主婦をしながらビザが降りるのを気長に待っています。
→2021年9月、申請から約10ヶ月で永住権を取得しました!!

今回は、どのようにビザの申請を行なったのか、その流れをご紹介します。

私は国外申請にしましたが、国内申請も流れは基本的には変わらないと思うので参考にしていただけると幸いです。

※ビザ関係の専門ではない事と、政府の規定も随時変更される場合がありますので、その点ご承知おき下さい。

コロナ禍で永住権申請する際の注意事項がカナダ政府のサイトにありましたので、そちらも確認しておいた方が良いです。

国外申請にした理由

現在カナダにいるので、国内・国外どちらでも申請可能ですが、
国内申請は申請中に国外へ出ると申請取り消しの可能性がある為、申請中にもし何かあって日本へ行くことになった時のために国外申請を選びました。

因みに国内申請は、オープンワークパーミットを申請でき許可されると申請中に働く事もできるメリットがあります(国外申請は申請中働けない)。

カナダにいる方で申請中に働きたい方は国内申請、申請中に国外へ出る可能性がある方は国外申請を選ぶと良いかと思います。

現在カナダにいるが2人で一緒に住んでいない場合は国外申請で申請するようになっています。

申請する前に

永住権の申請を自分で行う前に、政府のサイトをよく読む事をオススメします。

政府のサイトに申請の流れや申請書類を記入する際の重要な点が詳しく説明してあるので、
自力で申請する方は、そちらも参考に進めていくと申請までたどり着くかと思います。

とはいえ、政府のサイトはとても情報量が多いので、私もこちらに自分が申請した際の流れとポイントを簡単にまとめていきたいと思います。

私が参考にした政府のページは最後の参考ページにてご紹介します。

申請書類、その他提出するもの

申請書類

  • Document Checklist – Spouse (including dependent children of spouse) [IMM 5533]

スポンサーが記入する申請フォーム

  • Application to Sponsor, Sponsorship Agreement and Undertaking (IMM 1344)
  • Use of a Representative [IMM 5476] ※代理人が記入してくれている場合

スポンサーされる側(申請者)が記入する申請フォーム

  • Generic Application Form for Canada [IMM 0008]
  • Additional Dependants/Declaration [IMM 0008DEP] ※扶養家族がいる場合
  • Additional Family Information [IMM 5406]
  • Schedule A – Background/Declaration [eIMM 5669]
  • Use of a Representative [IMM 5476] ※代理人が記入してくれている場合

スポンサーと申請者両方が記入するフォーム

  • Sponsorship Evaluation and Relationship Questionnaire (IMM 5532)

その他提出書類

  • 永住権申請費用のレシート
  • 結婚証明書

スポンサーの必要書類

  • 身分証明書のコピー
  • 雇用証明書
  • 収入を証明する書類のコピー

申請者の必要書類

  • 身分証明書のコピー
  • カナダにいる場合、ステータスが確認できる書類のコピー
  • 出生証明書
  • 戸籍謄本、改正原戸籍謄本とその翻訳
  • 警察証明書
  • 証明写真2枚

2人の関係を証明する証拠書類

  ※別記事参照

※国内申請をする方でオープンワークパーミットを同時に申請する方は、そちらの申請書類も必要になります。

申請書類記入のポイントと提出書類の補足については下の記事にまとめたのでそちらをご覧下さい。

申請費用のお支払い

申請費用はhttps://www.cic.gc.ca/english/information/fees/index.aspからお支払いできます。

詳しくは下のページにまとめましたのでそちらをご覧下さい。

書類の提出

全ての書類の準備が整ったら、チェックリストが一番上になるよう、下記順番に書類を並べ封筒に入れます。

❶チェックリスト

 ↓

❷ワークパーミットの書類(国内申請の方で同時に申請する方のみ)

 ↓

❸全てのバーコードのページ 

 ↓

❹その他の書類をチェックリストに書いてある順番に並べる

書類をまとめるためのホチキスやバインダーなどは使用できないので注意して下さい。
クリップはOKです。

下記場所へ書類を提出します。
国内申請と国外申請では送付場所が異なるので注意して下さい

国外申請

カナダポストから送る場合

CPC Sydney
P.O. Box 9500
Sydney, NS
B1P 0H5

宅配業者から送る場合

CPC Sydney
49 Dorchester Street
Sydney, NS
B1P 5Z2

国内申請

カナダポストから送る場合

CPC Mississauga
P.O. Box 5040, Station B
Mississauga, ON
L5A 3A4

宅配業者から送る場合

CPC Mississauga
2 Robert Speck Parkway,
Suite 300
Mississauga, ON
L4Z 1H8

書類提出後

書類を提出したら、書類が開封されアプリケーションナンバーが政府から届くのを待ちます。

その後、スポンサー審査に合格したらバイオメトリクスと健康診断の案内が届き、次にCOPRが受理され最後にPR発行の流れのようです。

コロナの影響で現在は空港、ボーダーでのランディングによるPR発行は行われていないので注意して下さい!

因みに、私は書類提出をして結構時間が経ちますが、コロナの影響で遅れがてておりまだ何も連絡が来ていない状況です。

何か進捗がありましたら、提出後の流れを随時更新していきます。

→イミグレーション(IRCC)からの連絡がありましたので、進捗状況を追記いたします。

進捗状況(2021年10月28日更新)

進捗状況日付
メールの追跡機能によりシドニーIRCCオフィスへ書類到着確認2020/11/10
イミグレーションオフィスに電話にて状況確認
まだプロセスが始まっていないが現状では遅れているのは正常との回答と仮のアプリケーション番号を頂く
2021/5/17
IRCCからバイオメトリクス案内メール受信2021/6/30
バイオメトリクスを完了2021/6/30
IRCCから旦那宛でプロセス開始の連絡メール(AOR)受信2021/7/1
IRCCから旦那宛でスポンサー承認通知メール(PDFファイル付)受信 
※これから先のプロセスはカナダ・シドニーからフィリピン・マニラで行うとの事
2021/7/2
IRCCから健康診断の案内メール受信2021/7/5
健康診断受診2021/7/6
IRCCアカウントの申請ステータスに「健康診断合格」と表示される2021/7/20
pre-arrival レター受信2021/8/20
PR Portal の案内メール受信2021/9/9
Portal へログインし、PRカード用証明写真を提出2021/9/9
eCOPRのダウンロードが可能になったとのメール受信→これをもち永住権獲得!
IRCCアカウントのステータスもApprovedへ!
2021/9/14
証明写真が規格に沿っておらず新しい写真を再提出2021/10/7
PRカードが自宅に届く2021/10/27

AORメールが一番初めに来る人が殆どかと思いますが、私のようにバイオメトリクスのメールが先に来る人もおり、IRCCから受け取るメールの順番は人により様々なパターンがあるようです。

アプリケーション番号を取得後、オンラインでの申請状況確認方法は下のページにまとめています。

バイオメトリクス案内が届いてから登録までの流れは下のページにまとめていますので是非ご覧下さい。

健康診断の流れについては、下のページにまとめています。

Permanent Residence Portalとは何か、使い方の解説については下のページにまとめていますのでご覧ください。

かかった費用と取得までの期間

項目金額申請から取得までにかかった時間
永住権申請費用1050ドル
バイオメトリクス85ドル約8ヶ月
※政府から案内が来るまで待機
出生証明書14ドル
※15ドル(2021年4月より)
14日
警察証明書(日本で取得)0円 7日
戸籍謄本(日本で取得)450円 即日
改正原戸籍謄本(日本で取得)750円即日
謄本の翻訳145ドル5日
証明写真約7ドル3時間
書類の輸送費
カナダポストトラッキング利用
36.17ドル5日
健康診断 310ドル

参考ページ

何かコメントや質問等ございましたら、下のコメント欄もしくはお問合せフォームよりお願い致します。

コメント

  1. ゆう より:

    はじめまして。これからカナダ人の彼とのファミリークラス申請を予定しており、来月カナダへ渡航します。まだ籍は入れてないのですが、日本にいるうちに必要書類を集めておこうと思っております。そこで、戸籍謄本について、教えて頂きたいことがあり、コメントさせていただきました。出生証明書の発行時に戸籍謄本が必要になると思いますが、これは入籍前の父の籍に入ってる状態での戸籍で良いのか、或いは結婚後、戸籍を父から外れた場合のものでしょうか。戸籍謄本、改正原戸籍謄本とその翻訳についても、同様で入籍前の戸籍でしょうか?ご存知であれば、教えて頂きたいです。よろしくお願いします。

    • とってぃ より:

      ゆうさん、初めまして。ご結婚が近いとのことでおめでとうございます!!
      出生証明書に関してですが、誰からどこで産まれたかの証明なので結婚前でも後でも変わらないと思います。また、提出に必要な改正原戸籍謄本については、結婚前でも後でもパートナーの名前は載らないはずなのでどちらでも良いです。戸籍謄本に関してですが、結婚した証明は結婚証明書でできるので、結婚前のものでも良いとは聞いたことがありますし、友達も結婚前の戸籍謄本を提出した方がいました。個人的にはどちらでも良いと思っていますが、処理するオフィサーによっては結婚前のものでは再提出になるリスクも多少なりともあり得るかもしれません(ほぼ無いと思いますが)。因みに私は結婚後の戸籍謄本を提出しました。

      ゆうさんのケースですが、もしカナダでご結婚されるとすると、結婚後カナダの日本領事館で結婚の報告をし日本の戸籍に反映されるのが大体長くて2ヶ月くらいかかるので、それを待ってから結婚後の戸籍謄本を取得するとなると結構時間がかかり、もし今日本で警察証明書を取得するのなら警察証明書の有効期限が過ぎてしまうことになるかもしれません。

      お急ぎでなければ、結婚後の戸籍謄本を待つと共にご希望であれば旦那様の苗字にパスポートを変更したりゆっくり準備しても良いと思いますし、急いで申請をしたいなら、結婚前の戸籍謄本を提出するといいと思います。

      ご結婚の準備とPRの申請で大変かと思いますが、頑張って下さいね、応援しています!

  2. はたけ より:

    始めまして。永住権の申請をこれから自分で行おうと思っており、ぜひこのHPを拝見しながら進めさせていこうと思います。
    ご自身で取得されたのすごいですね。

    提出書類でお伺いしたいのですが、戸籍謄本は英文翻訳を一緒に提出されておりますでしょうか?

  3. とってぃ より:

    初めまして、はたけさん。
    ご参考にしていただき嬉しいです!ありがとうございます。

    戸籍謄本の件ですが、英文の翻訳も一緒に提出しました。
    翻訳家による”certified true copy”が必要なので、その点も頭に入れておくと良いかと思います。
    詳細はhttps://japacanalife.com/2021-documents-for-pr-canada/#toc28にも記載していますので、ご確認いただけますと幸いです。

    ご自身での申請、頑張ってくださいね!応援しています😄

  4. JJ より:

    はじめまして。私もこれからファミリークラスの申請をする予定です。そこで質問ですが、警察証明はイミグレからリクエストが来てから申請しましたか?それとも一番最初の書類提出時に一緒に提出されましたか?カナダからだと取得に時間がかかってしまうのと、日本で取得するにもいつリクエストが来るか分からないので、あらかじめ申請するか迷っています。

    • とってぃ より:

      JJさん、はじめまして。
      コメントありがとうございます。
      警察証明についてですが、私は書類を提出する際に一緒に提出しました。
      いつリクエストが来るかわからないことを考えると、
      先に一緒に提出していた方が期限切れの心配なくスムーズに処理が進むのでお急ぎでなければ警察証明が届いてからの申請で良いのではと個人的には思います。
      リクエストが届くタイミングでうまく準備できればそれはそれで良いと思います。
      色々な方法があるので迷いますよね。。どちらにせよ上手くいくことをお祈りしています。
      頑張って下さい!

  5. KM より:

    こんにちは。
    とても詳しく記載されていて、参考になります。

    私も結婚前、結婚後の戸籍謄本なのかなどきになっていましたが、コメント欄読ませていただいて解決しました。

    無犯罪証明書については、これも日本への婚姻届提出をして受理された後に、尚且つ新しいパスポートを新しい名前のものに変えてからの取り寄せの方が良いと思われますか?
    あらかじめ取り寄せてしまったら、名前だったりパスポートナンバーだったりが違うものになってしまいますよね。

    一つ取得したら次はこれ申請って感じですがそれぞれが1ヶ月、2か月なと月単位で時間がかかるので、申請までの書類集めも気長にやるしかないなと思っています。

    • とってぃ より:

      KMさん、こんにちは。
      参考になると仰っていただき嬉しいです。ありがとうございます!

      無犯罪証明書について、KMさんが仰るようにパスポートを新しくした後の申請の方が良いと思います。更新等でパスポート番号が変わってしまうと無効になる可能性があるとどこかに書いてあるのを見ました。

      もし、カナダから日本の書類の取り寄せを一つ一つ順番にやっていくとすると結構な時間がかかりますよね(><)なので私は日本の書類は日本に帰ってからいっぺんに取得しました(時間を短縮できるので)。もし日本に帰る機会があれば日本で書類集めするのもおすすめです。

      書類集めも時間が掛かるし、申請してからも結構時間が掛かかるので大変と思いますが、今だけだと思って頑張って下さい!!
      応援しています(^^)/

      • きち より:

        はじめまして。
        現在、日本から申請をしようとしていますが、
        申請に当たり、主人ともう一人保証人が必要のようだと言われましたが、サイトを見てもその2人の保証人(スポンサー?)については探すことができずお伺いさせて頂きました。
        申請に当たり保証人2人は必要でしたでしょうか?
        宜しくお願い致します。

        • とってぃ より:

          きちさん、こんにちは。
          コメント頂きありがとうございます。

          保証人が必要とは、保証人のサインが書類に必要との事でしょうか?
          私の知る限り、代理人やコンサルタント等を利用して申請をしている場合はその方のサインが必要であると認識しています。
          私が申請した当時は、コンサルタント等を使用しない場合は代理人のサインは必要ありませんでしたので、サインは私と旦那のサインのみです。

          先程、久しぶりに政府のウェブサイトを拝見しましたが、私が申請した時とは申請方法が若干異なっているようです。ですので、申請する前によく政府のウェブサイトhttps://www.canada.ca/en/immigration-refugees-citizenship/services/application/application-forms-guides/guide-5289-sponsor-your-spouse-common-law-partner-conjugal-partner-dependent-child-complete-guide.html
          に目を通す事をお勧めします。
          また、チェックリストの最後のページにサインすべき箇所がまとめてあり便利なので確認してみて下さい。
          もし保証人を記入する書類がどの書類のことかお分かりであれば、私も確認してみますので教えていただければ幸いです。

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