上の写真は私たちが一年前に迎え入れた保護猫です。
私が住んでいるカナダのバンクーバー付近では、日本と違い基本的にペットショップで犬や猫を販売していません。
では、私たちがどのように猫を迎え入れる事ができたのか、その流れを記載していきます。
ペットを探す
猫や犬等ペットを迎え入れるには、主に下記ルートがあります。
- 個人やブリーダーから購入する
- 保健所で保護する
個人やブリーダーで購入する
KijijiやCraigslistのサイトもしくは他でブリーダーを探し、直接交渉し購入する。
血統がついた猫・犬が良い方は特にこのルートが向いています。
但し、詐欺等には合わないよう十分にお気をつけ下さい。
保健所で保護する
私たちは保健所で猫を2匹引き取りました。
バンクーバー近郊には保健所などの動物を保護している施設が複数あります。
Petfinder でお目当ての猫(犬)を探したら、その猫がいる保健所へ連絡します。
バンクーバー近郊の保健所の例として、
- RAPS(Regional Animal Protection Society)ーRichmond ,BC
- VOKRA(Vancouver Orphan Kitten Rescue)ーVancouver ,BC
- BC SPCA ーBC各所
- Lower Mainland Humane Society ーVancouver ,BC
- Straight Outta Rescue Society ーVancouver ,BC
などがありますが、他にも多数の保護施設がありますのでお近くの保護施設をお調べ下さい。
保健所で引き取った時の利点として、困った事があった場合に何でも保健所へ相談できる点です。
病院と提携している保健所であれば、猫に万が一のことがあった場合の病院代が多少割引になったりもします。
猫の迎え入れまでの流れ
今回は、私たちの経験を元に、保健所から猫を保護する際の流れをご紹介します。
保健所により、流れが異なる場合がございますのでその点はご了承ください。
保健所へ連絡する
Petfinderでお目当ての猫が見つけられたら、その猫がいる保健所へ興味がある旨を連絡し、実際に猫を下見する日時を決める。
私たちは、下記2箇所の保健所へ連絡しました。
- RAPS
- VOKRA
RAPSの場合は電話で興味のある猫を伝えるとすぐに、猫に会える日と時間を調整してくれました。
VOKRAの場合は、先着順のスタイルで先に応募用紙に必要事項等を記入し、希望の猫がまだいる場合にのみ連絡がきて、ZOOM越し(コロナの影響)で猫に会える日の調整をするという流れでした。
希望した猫に会ってみる
調整した日時に保健所へ行き(又はZOOMを繋げ)、実際に猫と会ってみて本当にこの猫を迎え入れたいのか確認します。
RAPSの場合はその施設へ行くと、希望の猫が部屋に準備されており、実際に触れ合う事ができました。
VOKRAの場合はZOOMミーティングで猫の映像を映してもらいながら、VOKRA側、私たちお互いに気になる点を質問し合い、その猫が私たちに本当に合うのか、確認しあいました。面接みたいな感じで緊張しました。
応募する
希望していた猫と相性が合い、変わらず家族として迎え入れたい場合は本応募をします。
RAPSの場合は、応募用紙へ記入しました。名前、住所、電話番号等必要事項の他、下記のような質問がありました。
【一部例】
- 過去に猫を飼った事があるか?
- 同居人に猫アレルギーを持っている方はいるか?
- 1ヶ月に猫にかけることのできる金額はどのくらいか?
- もし引っ越すことになり、引っ越し先がペット禁止だった場合どうするか?
- 猫がソファーを引っ掻いたり、おしっこをトイレ以外の場所にした場合どうするか? 等々
VOKRAの場合は、応募用紙には事前に記入していたので、ZOOMミーティングが終了した後に、本応募するか否かをメールにて伝えるという流れでした。
応募用紙には、飼い主となる方の責任を問う質問が多数あったので、
保健所側はこの用紙を引取先決定への判断材料にしていると思われます。
結果連絡
もし飼い主として適切と判断された場合、電話/メールにて連絡がきます。
RAPSは、一定期間募集をかけ、何人かを猫と対面させた後、一番適切な方を保護者として選んでいるようでした。私たちは、3度応募し、3回目でやっと連絡が来ました!!しかも、最後に応募した猫とその前に応募した猫が仲良しだったため、2匹一緒にどうですか?との事でした!
VOKRAは、メールでの連絡で、私たちには合わないと判断されたので保護することは出来ませんでした。
猫のお引き取り
猫をお迎えする日にちが決まったら、猫用のキャリーケースを持っていき、
猫を引き取ります。
私たちの場合は、家に迎え入れてからの試用期間を2ヶ月間もらえたので、その場でのお支払いはありませんでした。
2ヶ月の試用期間を終えた後、契約書にサインとお支払いをし、猫の情報が書かれた書類を受け取りました。
1歳のオス猫2匹で$300でした。
迎え入れた猫について
私たちと家族になった猫2匹はどちらも去勢済み、マイクロチップ実装済み、スナップ検査済み、3way Combo FVRCP ワクチン済みの状態でした。
初めは、とても怖がりで私たちに馴染むのも時間がかかりましたが、今では甘えてくる程慣れてきています。
1匹は大人しく、もう1匹はいたずら好きでよく物を壊したりもしますが、どちらもとても可愛くて親バカな日々です。2匹が家に来てとても良かったです!!
まとめ
如何でしたでしょうか?
今回はカナダバンクーバー近郊での猫の探し方から、保護猫の迎え入れについて経験を元にお話ししました。
簡単にペットショップで購入できる日本とは随分違いますが、
カナダはペットを探すのにも手間がかかる分、もっとペットを飼うにあたっての責任について考えさせられる点が良いなと思いました。
猫を飼ってみたいと思っている方の参考になれば幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
コメント